夢みるように眠りたい 作品紹介10

夢みるように眠りたい

9月19日(月・祝) 15時00分 ~ 映画「夢みるように眠りたい」上映
       引続き 16時21分 ~ トーク 林海象監督×佐野史郎 司会 小林三四郎
 
1986年 / 日本 / 白黒 / 81分 / DVD

監督・脚本 林海象
出演 佐野史郎、佳村萌、深水藤子
映像探偵社作品

ストーリー
昭和初期の東京。私立探偵の魚塚は、謎の老女、月島桜から誘拐された娘、桔梗の行方を探すよう依頼される。やがてその事件の背後に、ラストシーンを撮れないまま未完となったサイレント映画『永遠の謎』の存在が…。

林海象監督来岡決定
昨年に引き続き映画界の生きるレジェンド・林海象監督が来岡いたします。
なんと今回は、林海象監督作品を語るにあたり最も重要な俳優であるという
佐野史郎氏も駆けつけて下さいます。乞うご期待。

関矢


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オマールの壁 作品紹介9

9月17日(土) 12時10分~ 映画「オマールの壁」上映
     引続き 13時47分~ 市民講座 講師:羽賀友信

2013年/パレスチナ/カラー/97分/BD

監督・脚本・製作:ハニ・アブ・アサド
出演:アダム・バクリ、ワリード・ズエイター、リーム・リューバニ ほか
配給:アップリンク

■ストーリー
思慮深く真面目なパン職人のオマールは、監視塔からの銃弾を避けながら分離壁をよじのぼっては、
壁の向こう側に住む恋人ナディアのもとに通っていた。長く占領状態が続くパレスチナでは、人権も自由もない。
オマールはこんな毎日を変えようと仲間と共に立ち上がったが、イスラエル兵殺害容疑で捕えられてしまう。

公式サイト http://www.uplink.co.jp/omar/
以下公式HP抜粋
言葉もでない、涙もでない、感動を超えた何かの痕が心に刻まれる。
アップリンク設立29年。今、この映画を観てほしい。
世界を均質化する力と闘うために。
──アップリンク代表 浅井隆

県内初上映です。この機会をお見逃しなく。
関矢

締切7月15日 インディーズムービーコンペ 作品募集中

作品募集中です。
締切が7月15日(金)消印有効
例年より半月早く募集が終わりますのでお早めに
ご応募願います。
関矢

風の波紋 作品紹介8

9月17日(土) 開会式 9時30分~10時10分 ①ロマンダムールコンサート(10分)
                              ②小林茂監督トーク(30分)
         引続き 10時10分~ 映画「風の波紋」上映  ※開会式からのご入場をお勧めいたします。

9月18日(日)     16時10分~ 映画「風の波紋」上映
         引続き 17時49分~ 対談、ほか。対談(鼎談)は林海象。小森はるか、瀬尾夏美。ほかを予定しております。
                        対談(鼎談)後にはいよいよ冥土連の皆さん、他が登場いたします。何が起こるか乞う
                        ご期待ください。
尚、両日ともに バリアフリー版(日本語字幕付き)での上映です。

作品概要

長野県境に近い新潟県の豪雪地帯の山村が舞台。10年前に古民家へ移住した木暮茂夫・孝恵子さん夫妻は茅葺の家を直し、有機無農薬で米を作り生活してきた。木暮さんを中心に、昔からそこで生きてきた村人の生活や自然や「新たな結い」といってもよいような相互扶助が描かれる。また、世代を超えた「受け継ぐ」形が写り込む。
2011年3月12日の長野・新潟県境地震が発生。取り壊される古民家。移転する人々。木暮さんの家も全壊するが、再建を決意する。毎年の農作業も始まった。
一風変わった<寸劇的演出>を取り入れ、不可思議な映画世界を表出する。


監督略歴

1954年新潟県生まれ。「阿賀に生きる」(佐藤真監督)の撮影により日本映画撮影監督協会第1回JSC賞を受賞。同映画は93年山形国際ドキュメンタリー映画祭優秀賞をはじめフランス・ベルフォール映画祭最優秀ドキュメンタリー映画賞など、世界各国で多くの賞を受賞。監督作品として、障がい児もあそぶ学童保育所三部作「こどものそら」、重度障がい者の自立生活を描いた「ちょっと青空」、重症心身障がい者の世界「わたしの季節」(毎日映画コンクール記録文化映画賞、文化庁映画大賞ほか受賞)、ケニアのストリートチルドレンの思春期を描いた「チョコラ!」など。作品が全国公開され反響を呼ぶ。著書に「ぼくたちは生きているのだ」(岩波ジュニア新書)など多数。脳梗塞や透析治療という病気をかかえながら新たなドキュメンタリー映画世界に挑んでいる。新潟県長岡市在住。

関矢

サウルの息子 作品紹介7

9月19日(月・祝) 9時40分より上映

サウルの息子
2015年 / ハンガリー / カラー / 107分 / BD

監督・脚本 ネメシュ・ラースロー
出演 ルーリグ・ゲーザ、 モルナール・レヴェンテ
配給 ファインフィルムズ

イントロダクション
2015年のカンヌ国際映画祭のコンペ部門で、ある無名の新人監督の作品が上映されると、場内は異様な興奮に包まれた。その衝撃は瞬く間に映画ジャーナリストたちの間に伝わり、その卓越した撮影法と演出により、長篇デビュー作にして見事カンヌのグランプリを獲得するという異例の快挙を成し遂げた。その新鋭監督とは『ニーチェの馬』で知られる名匠タル・ベーラの助監督をしていた38歳のハンガリー出身のネメシュ・ラースロー。強制収容所に送り込まれたユダヤ人が辿る過酷な運命を、同胞をガス室に送り込む任務につく主人公サウルに焦点を当て、サウルが見たであろう痛ましい惨劇を見る者に想像させながら描く。これまでの映画で描かれた事の無いほどリアルなホロコーストの惨状と、極限状態におかれてもなお、息子を正しく埋葬することにより、最後まで人間としての尊厳を貫き通そうとした、一人のユダヤ人の二日間を描いた感動作。

ストーリー
1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。サウルは、ハンガリー系のユダヤ人で、ゾンダーコマンドとして働いている。ゾンダーコマンドとは、ナチスが選抜した、同胞であるユダヤ人の死体処理に従事する特殊部隊のことである。彼らはそこで生き
延びるためには、人間としての感情を押し殺すしか術が無い。
公式サイトは下記です
http://www.finefilms.co.jp/saul/

是非ご覧ください。
関矢

蒼(そらいろ)のシンフォニー

2016年9月17日(土) 19時20分~ 「蒼(そらいろ)のシンフォニー」上映
              20時55分~ 朴英二(パク・ヨンイ)監督トーク (21時15分終了予定)
 
蒼(そらいろ)のシンフォニー

2016/日本/カラー/95分/BD
監督:朴英二(パクヨンイ) 配給:NEWSTYLE

シノプシス
日本で生まれ育った在日コリアンの子供達が通う朝鮮学校。生徒達は高校3年生になると祖国である「北朝鮮」を訪問する。メディアでは目にする事の出来ない「北朝鮮」の姿を自身の心と体で感じ取る。ヘイトスピーチや高校無償化からの除外などの差別を肌で感じる環境の中にいる子供達。そんな複雑な環境の中でも、生徒達は、明るく堂々と前向き、しっかりと夢を語る。祖国と母国の空に響きわたる愛と希望のシンフォニー。

監督プロフィール
1975年大阪市生まれ。バンタン映画映像学院卒業制作「まとう」は、日本・韓国・朝鮮・カナダなど多数の映画祭にて上映。多ジャンルの映画や映像に携わりながら、10年にわたり全国各地の朝鮮学校を撮影。集大成とも言える「蒼のシンフォニー」で劇場公開デビュー。

前売りチケット予約(お近くにプレイガイドのない方は下記にメールください)
ご覧になりたい映画名、名前、枚数をお送りください。
cc.nagaoka@gmail.com

この度は大変貴重な上映となります。お見逃しなく。
関矢

波のした、土のうえ 作品紹介5

「波のした、土のうえ」
2014年/日本/カラー/68分/BD

制作:小森はるか+瀬尾夏美
出演:阿部裕美、鈴木正春、紺野勝代、瀬尾夏美
テキスト:瀬尾夏美
撮影、編集:小森はるか

津波を受けた沿岸の町、「陸前高田」で出会った人びとの言葉と風景の3年8ヶ月の記録を、物語を起こすように構成している。映像作品は、この町に暮らしていた人と小森瀬尾の協同による作品。被写体となる地元住民の方に繰り返しインタビューをしたものを、瀬尾が物語に起こす。その物語をもう一度ご本人にお返しし、ご本人が訂正や調整、書き換えを行いながら、朗読をする。書き直しと朗読を繰り返した声と、この町の風景を重ねるように、小森が映像を編集していく。

小森はるか+瀬尾夏美 プロフィール

映像作家の小森と画家で作家の瀬尾によるアートユニット。2011年より協同制作を開始。翌年、岩手県陸前高田市に拠点を移し、風景と人びとのことばの記録をテーマに制作を始める。2015年、仙台に拠点を移し、土地との協同を通して記録を行う一般社団法人NOOKを立ち上げる。主な展覧会に「3.11とアーティスト|進行形の記録(水戸芸術館)」、「Art action UK(HUSK/ロンドン)」、「記録と想起(せんだいメディアテーク)」「あたらしい地面/地底のうたを聴く(ギャラリー・ハシモト)」等。現在は自主企画の展覧会「波のした、土のうえ」を全国巡回中。

下記にて予告編をご覧いただけます。
http://komori-seo.main.jp/blog/works-2/

小林茂(「風の波紋」監督)推薦作品
(関矢)

大森一樹監督 来岡決定

9月18日(日) 13時20分~ 「ベトナムの風に吹かれて」上映
         15時14分~ 大森一樹監督トーク 司会:矢尾板恵一 (15時40分終了予定)

大森一樹監督の来岡が決定いたしました。

<プロフィール>
1952年大阪市生、京都府立医大卒。高校時代から8ミリ映画を撮り始め、1977年、シナリオ「オレンジロード急行」で城戸賞受賞、翌年同映画化で劇場映画監督デビュー。以後、80年に自身の医学生時代を描いた「ヒポクラテスたち」(監督・脚本)、81年に村上春樹原作「風の歌を聴け」(監督・脚本)、88年には「恋する女たち」「トットチャンネル」(監督・脚本)で文部省芸術選奨新人賞受賞。89年から平成ゴジラシリーズを手がけ、「ゴジラVSビオランテ」「ゴジラVSキングギドラ」(監督・脚本)他脚本2本を執筆。他に、SMAP主演の「シュート!」(94・監督)「緊急呼出し~エマージェンシーコール」(95・監督・脚本)「わが心の銀河鉄道~宮沢賢治物語」(96・監督)、「悲しき天使」(06・監督・脚本)など30本近い作品がある。最新作の日本ベトナム合作映画「ベトナムの風に吹かれて」(15)は、ベトナムでも公開。また、近年日本映画の若手監督を数多く輩出している大阪芸術大学映像学科で、2006年より学科長を務め、若手映画人の育成に携る。日本映画監督協会理事。

乞う、乞うご期待。
関矢


ベトナムの風に吹かれて 作品紹介4

2015 / 日本・ベトナム / カラー / 114分 / BD

監督 大森一樹
脚本 大森一樹、北里宇一郎
原作 小松みゆき
出演 松坂慶子、草村礼子
©「ベトナムの風に吹かれて」製作委員会

ストーリー
ベトナム・ハノイで日本語教師として働くみさおの元に、父の訃報が飛び込んできた。
故郷・新潟で目のあたりにしたのは、認知症を煩い、父の死さえ理解していない母シズエの姿。後妻として家に入った母の血縁者は自分一人。みさおは、兄たちの反対をおしきり、ベトナムに母を連れていく決意をする。

公式ホームページ
http://vietnamnokaze.com/
感動の大ヒット作品が再び長岡に登場します。

2016年9月17日(土) 16時50分~ 留学生母国紹介
              17時00分~ ベトナムの風に吹かれて

2016年9月18日(日) 13時20分~ ベトナムの風に吹かれて
              15時14分~ 大森一樹監督トーク 司会:矢尾板恵一 (15時40分終了予定)
乞うご期待。
関矢

佐野史郎さん来岡決定

本年映画祭で上映いたします「夢みるように眠りたい」のゲストとして
佐野史郎さんの来岡が決定いたしました。皆様お楽しみに。

佐野史郎さんプロフィール
生年月日 1955 年3 月4 日
略歴 劇団シェークスピアシアター、劇団状況劇場
主な出演作品
<舞台>
1990『葵上』
1992『東京大仏心中』
1995『月ノ光』
1996『チュニジアの歌姫』
1997『漱石とヘルン』
1998『マラカス』
1999『ラストワルツ』
2000『月ノ光』
2001 四季シリーズ『春』
2002『今宵かぎりは』
2004『マダラ姫』
2007『いとこ同志』
2008『シャケと軍手』
2011『おもいのまま』
<映画>
1986 『夢みるように眠りたい』 林海象監督
1988 『明日-Tomorrow-』 黒木和雄監督
1993 『ゲンセンカン主人』 石井輝男監督
1994 『毎日が夏休み』 金子修介監督
1999 『ゴジラ2000 ミレニアム』 大河原孝夫監督
1999 『カラオケ』 佐野史郎第1回監督作品
2004 『完全なる飼育/赤い殺意』 若松孝二監督
2006 『太陽』 アレクサンドル・ソクーロフ監督
2008 『20 世紀少年』シリーズ 堤幸彦監督
2015 『媚空』 宮慶太監督
<TV>
1992 『ずっとあなたが好きだった』 TBS
1992 『インスマスを覆う影』 TBS
1993 『誰にも言えない』 TBS
1995 『沙粧妙子・最後の事件』 CX
1997 『青い鳥』 TBS
1998 『凍りつく夏』 YTV
2009 『アイシテル~海容~』 NTV
2012 『MOZU〜幻の翼〜』 WOWWOW
2015 『破裂』 NHK
<ドキュメント>
1993 『ウルトラマンを作った男』 NHK
1994 『山陰放送40 周年記念小泉八雲』 TBS
2003 『小津映画・秘められた恋』 エランドール特別賞(映画TV プロデユーサー協会)
2006 『銀幕会議』 CXレギュラー
2006 『あの歌がきこえる』 NHKレギュラー
2014 『音で怪獣を描いた男ゴジラVS 伊福部昭』 NHK
<ナレーション>
1996 『青春ドギィ&マギィ』 NHK
2004 『ウルトラQ』 TX
<レコード>
『たんす』・『おくすり』・『3』
タイムスリップ
Dracula
Records
『君が好きだよ』『佐野史郎とライスカレー』『short
movies』
<小説>
『ふたりだけの秘密-あるいは自転車・写真機・警報器』 筑摩書房
<エッセイ>
『こんなところで僕は何をしているんだろう』 角川書店
『怪奇俳優の演技手帖』 岩波アクティヴ親書
<映像作品>
『つゆのひとしずく~植田正治の写真世界を彷徨う~』東映アニメーション
<受賞>
’92 日本新語流行語大賞
第30 回ゴールデンアロー話題賞
第30 回ギャラクシー賞奨励賞
その他書ききれないほどの出演作があります。
(関矢)

花火 作品紹介3

花火
2016年/日本/140分/BD

出演 加藤慶祐 千賀ゆう子 眞嶋優 阿武勇輝 小川友子
   階戸瑠季 椎名鯛造 三浦慶祐 本庄司 大滝明利

原作 太宰治「花火」 
監督・脚本・編集 ナシモトタオ
エグゼクティブプロデューサー 嶋田豪 ラインプロデューサー 嬉野智裕
撮影監督 宮野和真 照明監督 安河内央之 録音 臼井勝 
助監督 土田準平 アートデザイン Yocco
製作 株式会社アイエス・フィールド SUNNY&RAINY
配給 株式会社アイエス・フィールド
制作協力 国際映像メディア専門学校

あらすじ
太平洋戦争中に発禁となった太宰治の短編小説「花火」。それを朗読劇としている一座があった。その一座の主宰久須美節子(千賀ゆう子)は余命幾許も無い自身を悟り、一人の男を呼ぶのだった。辻島衆二(加藤慶祐)。彼こそ死んだ筈の太宰治本人なのだ。彼は最後の心中事件以来、何度死んでもかつて自殺未遂をした年齢になって蘇ってしまう秘密を持っていた。その秘密を知る節子は、彼の力を借りて朗読劇を完成させようとする。しかし、一座の人間関係は辻島の登場によりバランスを崩して行く。

長岡ロケ作品 乞うご期待。(現在編集中)

関矢

あまくない砂糖の話 作品紹介2

【 イントロダクション 】
《世界は砂糖中毒になっている!》
『スーパーサイズ・ミー』よりもはるかに身近な恐怖を暴く体験型ドキュメンタリー!
本国オーストラリアではドキュメンタリー映画として史上最高の動員記録を樹立し、社会現象を巻き起こした。エンタメ要素満載でポップに描かれたこの実験を通して、心身に与える影響だけでなく、わたしたちの食生活に忍び寄る砂糖の危険性や精糖業界を取り巻く問題が次々と明らかになる。


【 ストーリー 】
人間は、1日に平均でスプーン40杯もの砂糖を摂取している。世の中には“ヘルシー”な食品があふれているのに、これはおかしい。と、オーストラリアの俳優デイモン・ガモーは自らが被験者となり、無謀な実験に乗り出した。その実験とは、低脂肪ヨーグルト、穀物バー、フルーツジュース、シリアル等の、実際には大量の砂糖が潜んでいる“ヘルシー”な食品を60日間食べ続け、体や心がどのように変化していくのかを記録するというもの。衝撃の実験結果が教えてくれる、砂糖の“あまくない”真実とはー。観れば必ず誰かに教えたくなる。明日の朝食が、変わる!
【 公式サイト 】 amakunai-sugar.com
(関矢)

フリーダ・カーロの遺品 -石内都、織るように 作品紹介1

死後50年を経て姿を現したフリーダ・カーロの遺品
写真家・石内都のまなざしは、画家であった“ひとりの女性”の姿を写しだす
時空を超えて2人の女性が交差する、「記録」と「記憶」を巡るドキュメンタリー


メキシコを代表する女性画家、フリーダ・カーロ。シュルレアリズムの作家としてヨーロッパでも評価されただけでなく、身体の不自由やメキシコ近代化の荒波に翻弄されつつも、ひとりの女性として力強く生きたその人生は、現在でも世界中の人々の共感を呼んでいる。
2004年。死後50年を経て、彼女の遺品が封印を解かれた。2012年、メキシコ人のキュレーターの発案によりその遺品を撮影するプロジェクトが立ち上がり、依頼を受けたのが世界的な写真家・石内都。メキシコシティにあるフリーダ・カーロ博物館《青の家》を訪れた石内の前に、フリーダのアイデンティティを支えた伝統衣装やアクセサリー、絶え間ない身体の痛みを想起させるコルセットや医薬品等、膨大な数の遺品が一つ一つ並べられていく。それは喜びや誇りとともに様々な“痛み”を抱えながらフリーダが生きていた証であると同時に、彼女の記憶をも内包しているようだった。生きることそのものを描き続けた画家、フリーダ・カーロ。彼女の遺品を見つめ、撮影した石内都の写真には何が写ったのだろうか。

本作では、石内都の3週間に渡る撮影過程に密着取材。写真家が遺品を見つめ、これまでのイメージから解き放つようなフリーダ・カーロ像を、写真として発見していく過程を丹念に映像に収めた。監督は『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』で、国内外で高く評価された小谷忠典。石内都の創作過程を追いながら、遺品の背後に広がる、メキシコの風土、引き継がれる伝統、現在を生きる女性たちの姿をも捉えた。フリーダ・カーロが生きていた証とそれらを写し取った写真が、時間と場所を越えて旅をする、“記録と記憶”を巡るドキュメンタリーがここに誕生する。

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フリーダ・カーロ(1907-1954)

近代メキシコを代表する画家。6歳の時にポリオのため右足が不自由となった彼女は、さらに17歳でバスの大事故で瀕死の重体に陥ったが九死に一生を得る。入院中に独学で絵を学び、その作品は著名な壁画家で後に夫となるディエゴ・リベラに絶賛を受けた。後遺症に苦しみながらもフリーダはメキシコ、アメリカにおいて絵画・壁画を制作し、ヨーロッパにおいてもシュルレアリズムの作家としての評価を得た。恋多きフリーダは、レオン・トロツキーやイサム・ノグチとの奔放な恋愛や、ディエゴと二度にわたる結婚など、作品と共にその情熱的な生涯は現在の女性たちに今もなお刺激を与え、広く共感を呼んでいる。


石内 都 (1947年群馬県生まれ、横須賀育ち)

現代日本を代表する写真家。初期三部作「絶唱、横須賀ストーリー」「APARTMENT」「連夜の街」で街の空気、気配、記憶を捉え、同い歳生まれの女性の手と足をクローズアップした「1・9・4・7」以後身体にのこる傷跡シリーズを撮り続ける。'05年「Mother's 2000-2005 未来の刻印」でヴェネチア・ビエンナーレ日本代表。'09年に発表した写真集「ひろしま」(集英社)、写真展「ひろしま Strings of time」(広島市現代美術館)では、原爆で亡くなった人々の衣服を撮影。衣服をまとっていた人々がいまそこに在るように写し出したその作品群は話題を呼んだ。‘14年、日本人で3人目となるハッセルブラッド国際写真賞を受賞し、各方面で更なる注目を浴びている。


監督:小谷 忠典(こたに ただすけ)

1977年、大阪府出身。絵画を専攻していた芸術大学を卒業後、ビュジュアルアーツ専門学校大阪に入学し、映画製作を学ぶ。『子守唄』(2002)が京都国際学生映画祭にて準グラン プリを受賞。『いいこ。』(2005)が第28回ぴあフィルムフェスティバルにて招待上映。
初劇場公開作品『LINE』(2008)から、フィクションやドキュメンタリーの境界にとらわれない、意欲的な作品を製作している。前作『ドキュメンタリー映画100万回生きたねこ』(2012)は、国内での劇場公開だけでなく、第17回釜山国際映画祭でプレミア上映後、第30回トリノ国際映画祭、 第9回ドバイ国際映画祭、第15回ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭、サラヤ国際ドキュメンタリー映画祭、ハンブルグ映画祭等、ヨーロッパを中心とした海外映画祭で多数招待された。
公式HP:http://legacy-frida.info/
(関矢)

沖縄 うりずんの雨 高田世界館にて上映中

7月1日まで上映中 詳しい時間は下記にて
ご確認ください。
http://takadasekaikan.com/schedule
尚、本日(6月23日(木))は14時15分より上映
お見逃しなく。
関矢

最新情報

ながおか映画祭の新公式サイトです。
http://nagaokafilmfes.jpn.org/
プロフィール

コミュニティシネマ長岡

Author:コミュニティシネマ長岡
新潟県長岡市にて《ながおか映画祭》と《長岡インディーズムービーコンペティション》を主催しているコミュニティシネマ長岡のスタッフブログです。

ながおか映画祭公式HP
http://nagaokafilmfes.jpn.org/

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