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「風の波紋」を初めてお知りになった方へ

「風の波紋」を初めてお知りになった方へ
○ 趣旨・目的
過疎化や高齢化などの問題を抱える新潟県の豪雪地帯に暮らしてきた人々や、そこに移住した人々の生活を通して、苦悩しながらも、人間がお互い助け合いながら自然と相対して醸し出される「喜び」や「精気」を淡々と描いてみたい。「人間力」のすばらしさを伝え、農山村の生活や生き方、自然とつきあうことに関心を持ってもらいたい。
○ 内容の概略
長野県境に近い新潟県の豪雪地帯の山村が舞台。10年前に古民家へ移住した木暮茂夫・孝恵子さん夫妻は茅葺の家を直し、有機無農薬で米を作り生活してきた。木暮さんを中心に、昔からそこで生きてきた村人の生活や自然、多くの仲間たちの助け合いが描かれる。そこに2011年3月12日の新潟・長野県境地震が発生。取り壊される古民家。移転する人々。木暮さんの家も全壊するが、再建を決意する。毎年の農作業も始まった。

私は2002年に脳梗塞で倒れ、病気を抱えながら、重症心身障害児(者)施設「びわこ学園」のドキュメンタリー映画「わたしの季節」(2004年、監督:小林茂)を完成させることができました。その後、体調が悪化し、腎不全となりました。
その体調を抱えながら取材したアフリカ・ケニアのストリートチルドレンの生き様や思春期を描いたドキュメンタリー映画「チョコラ!」(2008年、カサマフィルム、監督:小林茂)の製作途中から、人工透析治療となりました。
また、映画「阿賀に生きる」「阿賀の記憶」(監督:佐藤真、撮影:小林茂)を共に作ってきた畏友、佐藤真監督が2007年に急逝し、私は心に深い喪失感を抱くようになりました。  
このような状況で、私は映画制作をなかばあきらめておりました。
松之山や津南地域には友人が多いのですが、そこに10年前から東京の友人、木暮茂夫さんが移住し、茅葺の古民家を修繕しながら、有機無農薬農業をやり、暮らしておりました。
あるとき、松之山を訪ねたときに、友人らが集まってくれ、交流のひと時を持ちました。
その翌日の早朝、夜露に夏の日差しが反射して、草木はきらきらと輝いていました。
 私はその瞬間、ある啓示のように、「映画を作ってみたい」とひらめきました。この友人たちを撮りながら、山村に生まれた私の原点の意味を探ってみたいと思ったのです。
 私は、映画の準備に取り掛かりました。「映画製作協力のお願い」のパンフレットを作り、これまでの映画つくりと同様、広く、賛同者を募りながら、2010年11月7日、クランクインしました。その途中、2011年3月12日には新潟・長野県境地震が発生しました。友人たちも被害を受け苦境に追い込まれました。その回復の過程が映画に滑り込みました。茅葺や農作業でも、「新たな結い」といってもよいような相互扶助が描かれました。また、世代を超えた「受け継ぐ」形が写り込みました。
私は映画を作る意味、生きる意味を考えながら撮影を進めて参りました。
 
 この映画が、人が仲間や自然とともに生きる苦しみと悲しみと喜びを描き、登場してくれた人々や、映画を見る人々に、「明日の希望」をささげてほしいと願っております。
 
2015年3月吉日
「風の波紋」監督:小林茂
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新潟県長岡市にて《ながおか映画祭》と《長岡インディーズムービーコンペティション》を主催しているコミュニティシネマ長岡のスタッフブログです。

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